ゼンシン集合管、取り付け取り外し説明動画

ゼンシン集合管は、自社完成検査合格後に出荷していますが、輸送時の負荷、温度の変化、取り付け車両の状態などにより、エキパイの間隔が微妙にずれている、ステーの穴がちょこっとずれている、、、、、などの問題が日常的に発生します。 このような状況は、不良品ではなく、取り付けるお客様の努力により、乗り越えていかなければゼンシン集合管を楽しむことはできません。 一番取り付けが難しい車種(H1F)にショートイモ管の場合は、フレームよりもエキパイの間隔(排気ポート)が狭いために、知恵の輪的にくねらせ、こじって、引っ張らないと付けられません。 また、ショートイモ管の場合は、エキパイが特に短いために引っ張ったくらいではエキパイの間隔が動きません。 お客様の取り付け後の感想では、家族三人で取り付けして、半日以上かかりました。などの声が多数で、ギブアップして、プロに取り付けを依頼した等の例もあるくらいです。 少々難しいからこそ、楽しいのかもしれません。 走りだせば、とてもいい音がします。  画像を見て、とりつけの参考にしてください。

 

ステーは最後に付けます。(仮付け、仮固定もエキパイをつけずらくします。)

 

この取り付け取り外し説明動画は、プロの職人が商品完成後に完成検査用の車両で取り付け取り外しの点検をしています。 お客様が取り付ける際には、養生テープ等で車体、その他に傷がつかないように施し、安全に使用できるように、しっかりと取り付けてご使用ください。

ここが最大の難関、左側エキパイをフレームよりも奥に通したら、排気ポートに口金を入れずに、フレームにちかずけておきます。少しでも、右側のエキパイをフレームよりも奥に通しやすくする為の工夫が必要です。フレームは上が狭く、下が広がっています。その為に、マフラーごと斜めに、くねらせて、こじらせて、引っ張りながら、ここ最大の難関を通過させます。右側エキパイがフレームよりも奥に入ったら、次の段階になります。

 

エキパイ(口金)がフレームよりも奥に入ったら、スタットボルトぎりぎりでストップして、口金を右側排気ポート上にスライドさせます。 ここまでの工程では、まだどのエキパイも排気ポートにはまっていないことを確かめてください。

右側排気ポート上まで口金をスライドさせたらば、左側より口金、フランジを順次はめ込んでいきます。 ガスケットは、この時にいれるか、始めからコーキングして塗り付けておきます。これ以降の工程ではガスケットを入れられなくなります。

口金が排気ポートに入っても、フランジがフレーム等に引っかかって動かなくなり、排気ポートに入れられない状況に遭遇する場合もありますので、その場合は、一旦エキパイを排気ポートより外してみる(フレームよりも奥の状態は維持)そして、エキパイを引っ張ったり、こじったりして、フランジ、口金、ガスケットをセットで排気ポートに入れます。

フランジをナットで力平均、均等に締めていきます。左側より三段階くらいにトルクをかけていきます。 一段階は、手締めプラスアルファーくらいのトルクで、全気筒平均の力にします。二段階では、工具を使って締めるのにはゆるいくらいで、全気筒平均の力にします。三段階において、本締めです。外れないようにしっかりとトルクをかけます。 注意、トルクは作業をする方の判断で実施してください。 ネジカタログ等による公表、規定トルク以内でも、破損したり、ゆるんだりすることがあります。 トルクレンチは補助的なものとして、締め付けトルクの参考にし、最終判断は作業をする方の判断(勘)で決めてください。 破損しない、ゆるまないことが必要です。